【方位】オフィス移転の鑑定

【方位】オフィス移転の鑑定

オフィス移転の鑑定

とある理事長さんから、オフィスの移転のご相談を受ける。
理事長さんは

丁未6 壬寅5 乙丑8
今のオフィスが手狭になり、広い所への移転を希望しているが、果たして方位はあるか。移転は可能か。

 

流年法での結果は…

 

 

 

 

流年法では年流離宮、月流巽宮で引っ越しなどの移転の動きを出したくなるが、ゴタ。又内容に不足があり、満足いく結果となりにくい。

実際に方位を調べる

希望は令和5年10月に北もしくは西北へ。

年盤離宮に丁未廻座にて、南―北ラインは本命殺、的殺ラインとなり、絶対に使用してはならない。
九星だけでは分からないが、この様に干支を入れることで、本当の本命殺がどこになるかが見える。九星本命殺よりも地支の本命…この方なら“未”を犯すことが本命殺作用が強く出る。その上年命の干支での本命殺的殺なので、真の本命殺的殺となる。

この“地支の本命殺・的殺”の作用としては、事業の閉鎖が挙げられるため、しかも真の本命的殺であるから、北への移転は大凶となる。

では西北はというと、五黄殺の為、やはりNG。今年の内の希望の方位への移転は、占い師として反対である。

では、来年の移転はどうか。

 

 

 

 

 

 

【北(坎宮)】

年盤では、北には己酉八白が廻座、離宮には戊申七赤が廻座の為、使えそうだ。
という事で、そのまま北が使える月を調べる。


2月…北に辛未一白廻座 本命殺の為 凶

3月…南に辛未八白廻座 本命的殺の為 凶

4月…年月地支九星同盤の為、大凶(年月九星同盤は九星気学で使う方はいるようですが、全方位大凶です。絶対に使ってはいけません。)

5月…甲戌七赤廻座 日盤に“申”を廻せば四支並ぶため、大吉

 

6月…月盤北は、暗剣殺、月破の為、大凶

7月…月盤北は五黄殺の為、大凶

8月…丁丑四緑廻座 未‐丑冲の為、凶

9月…戊寅三碧廻座 移転可

 

10月…辰年の戌月、対冲月の為、全方位凶

11月…庚辰一白廻座 酉‐辰の支合で吉

12月…辛巳九紫廻座 ご本人日命の丑と金局三合の為、大吉

1月…壬午八白廻座 日盤に“申”を廻せば四支並ぶため、大吉

 

という事で、令和6年、5月・9月・11月・12月・1月は北へ移転しても良い、という結果であった。

 

【西北(乾宮、亥の方15度)】

また、西北については
年盤に乙巳四緑廻座で使用可。


2月…丁卯六白 九星本命殺の為、凶
3月…五黄殺の為 大凶
4月…年月地支九星同盤の為、大凶(年月九星同盤は九星気学で使う方はいるようですが、全方位大凶です。絶対に使ってはいけません。)
5月…亥の方月破の為、大凶

6月…西北に辛未二黒廻座の為、本命殺となり大凶

7月…壬申一白廻座 廻座星のうまみは少ないが亥ノ方なら五ツ目となり吉

8月…癸酉九紫廻座 ご本人の日命“丑”と金局三合になり大吉

9月…甲戌八白廻座 うまみはないが使用可

 

10月…辰年の戌月、対冲月の為、全方位凶

11月…丙子六白廻座 子‐未害、六白九星本命殺の為、凶

12月…五黄殺の為、大凶

1月…暗剣殺の為、大凶

という事で令和6年西北(亥の方15度)は7月・8月・9月移転可能、という結果であった。

オフィス移転の注意点

これらの見立ては、今のオフィスから次のオフィスへの移転なので、これに自宅からオフィスへの移転の方位を加えることになる。
今回の場合、オフィス同士の移転は吉方位が出たが、自宅からオフィスへの方位が良くなかったため、移転自体を考え直すことをアドバイスとした。
会社の移転については、そう簡単ではない。だからといって、強引に進めて、凶方位を使うことは、せっかく積み上げてきたものを失うことにつながるため、お勧めできない。
特に今回は干支での本命殺・的殺が絡んでいたので、方位が取りにくかった。干支での本命殺・的殺は事業の終わりを意味するため、絶対に使ってはならない。
また逆に、九星での相生・相剋はさほど気にせずの鑑定とした。地支関係が吉であれば、九星は事象として良い意味を出してくれる。

気学とは考え方が違うが、実際に方位を使えば、どちらが正解かお判り頂けると思う。