干支九星とは?

干支九星 朱かね

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干支九星とは

占いには【命・卜・相】と大きく分けると3つの分野があります。

その中で命と卜の占いができるのが干支九星です。それに加え干支九星は開運方位を占うことができます。

干支九星で人気なのは「卜占・四盤掛け」と「開運方位鑑定」ですね♪

四盤掛け占いはタロットのように、運勢と違った視点で物事を見ることができますし、開運方位の鑑定は九星気学よりも緻密な計算が私たちをひきつけます。

干支九星を身に着ければ、ほかの占いは必要ないといっても過言ではありません。

それほど多くのことを教えてくれるのは、干支九星が「暦を余すところなく読み込んでいく占い」だからと言えるでしょう。

干支や九星を使った東洋系の占いのなかに

・四柱推命

・算命学

・九星気学

が挙げられますが、これらは、干支だけ(そこから展開させます)、九星だけを使用したものです。

干支九星では、これらの良いとこどり…干支と九星両方を使い、また、盤を起てて占っていくことが大きな特徴です。

干支だけでは分からない、九星だけでは分からない、でもそれらを一緒に使って盤を起てることで、他では見えなかった事象が見えてくる…そこに干支九星の大きな魅力があるのです。

 

望月先生について

干支九星は、元は「大気現象」として、望月治先生が体系化されました。

望月先生は、霊能者でもあり、教育者でもあり、幼いころからのたたき上げの易者でもありました。

非常に研究熱心で、ご自身がもともと持っていた能力に甘んじることなく、精力的に「大気現象」の研究をされました。

先生は、四柱推命や算命学、その他の占いももちろん研究されていましたが

「占いだけでは相談者の運命を変えられない。開運方法こそが大切だ」というお考えから

・方位での開運

・家相

・まじない

・先祖供養

・神仏

など、普段できることから、人生を変える局面での行動の仕方まで幅広くアドバイスをされていました。

また、東京都にある鴨書店のもと店主でもあり、多くの本を出版されています。

 

方位だけが干支九星ではない

少し誤解もあるようなのですが「干支九星って、方位を見るときに干支と九星を使うんでしょ。だから気学よりも詳しい方位が出せるんだよね」と思われている節があります。

それは、ちょっと違います。

大気現象としての干支九星は、

相談があったらまず四盤を起て、今の状況・過去あったこと(原因)、その解決方法をそこから読み取ります。

普通、方位鑑定をするときは、命式を見て、年月盤をみるのがセオリーですが

望月先生は、四盤鑑定の中で方位を探します。

そして、流年法で確認し、方位鑑定に移ります。

確かに年月盤でここが良い、あちらはダメという事はできますが、

それでは、開運や運命の変革には力不足なのです。

本来の干支九星は、四盤鑑定に秘訣があるといってよいでしょう。

 

干支九星での方位について

干支九星としてこの頃世に広まったきっかけは

『郭氏元経』の名が広まったからかもしれません。

『郭氏元経』とは
今から、1700年前、中国で書かれた『陰陽五要奇書』の中の第1集です

ここには、九星とともに、干支をセットにしで鑑定盤を起てて、方位や吉凶を鑑定することが書かれており、

これを読むと、気学のように、九星だけでみる鑑定では、不正確だということがわかります。

そのために「干支九星=方位」というイメージがあるのかもしれません。

 

望月先生と四盤鑑定

望月先生はご自身の事を「易者」とおっしゃっていました。

それは、鑑定が四盤鑑定という易から始まるからです。

この四盤鑑定は、九星だけの(初免法なら)ほかの流派でも教えているところがあるようですが、

望月先生は、漢字の研究をされていたことや、

他の占いを研究されていたことなどから

九星盤での易に干支を入れました。

そうすることでより深く、広い答えが得られる、それが

「干支九星での四盤鑑定」の大きな利点です。

 

まとめ・干支九星とは

四盤鑑定から始まり、流年法(命占)、開運アドバイスまで

トータルで「干支+九星」を駆使していく占術です。

干支九星で方位だけ見るのは片手落ちといえ、

四盤鑑定をきちんとできることからスタートなのです。

ただ、誇るべきは、

干支九星での方位鑑定であることは間違いありません。

奥が深すぎて、実感・体感していただかないと、このすごさは伝わりにくいのですが、

今まで九星気学で方位をとっても、効果がなかったな、という方には

その理由は説明が可能です。

(効果がないのは精神論ではありません)

知るほどに魅力が増す干支九星ですが、

これを使う身としても、四盤鑑定から流年法、開運まで

全て盤が教えてくれることを実感するたびに

改めて、望月先生のすごさを感じています。

 

 

上のように盤を起てて占っていきます。

数字の上に書いてあるのが“干支(かんし)”です。

九星気学では、数字のみで鑑定します。

干支九星では、九星とともに、干支が飛順します。

干支(かんし)って?

十干…甲乙丙丁戊己庚辛壬癸
十二支…子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥

の組み合わせでできた、
60種類の星を干支(かんし)といいます。

これに九星を組み合わせると、
180通り
(年・月)の個性を持った盤が出来上がるのです。

逆にいうと、
干支九星(かんしきゅうせい)では、
今年は180年に一度の年

ということになり、
毎年毎年が、一生に一度しか巡ってこない貴重な一年になるのです。

また、日・時は、冬至・夏至のあたりを境目に、巡り方が変わります(陰遁・陽遁)。

陽遁期180日、陰遁期180日ですから、あわせて360日。

一年のうち、同じ盤になる日はないといってもいいのです。

さらに、年・月を加えて考えると、
今日という日は、180年に一度の一日ということになります。

秘伝として伝えられた干支九星

そもそも、占いは暦を中心とする自然科学が起源です。
正確に天変地異がわかることは権力に直結していました。

ですから、高度な知識が必要な占いは秘伝として伝えられてきたのです。

時代を経て、私たちは先人の叡智の恩恵にあずかるべく、伝わってきた知識を使って最大限に開運し、自分だけではなく、家族や一族までもが幸せ人れるよう手助けしてくれる学問です。

 

 

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