4◆十二支の吉凶~吉編~
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4◆十二支の吉凶~吉編~
今回は十二支の吉と凶についてお話しします。
九星には、「相生・相剋・比和」という関係性がありますが、バランスを重視する五行にとって、「相生」は常にいいとは限りませんし、相剋が常に悪いとは限りません。
少ないものを生んで、多くする(相生)のはいいのですが、もともと多いものをさらに生んでしまうことは、それまで以上にバランスを崩すことです。
また、もし、多すぎるものがあった場合、敵(相剋)を使って、そのエネルギーを減退させ、バランスをとることができるのです。
ですので「相生・相剋・比和」だけでは、「吉と凶」の判定は難しいといえます。
そこで、十二支に着目してみると、十二支単体では、吉凶は持っていませんが、二つ以上の十二支が並んだ時「吉なのか凶なのか、もしくは何の関係性もないのか」という判断ができます。
クラスの子供たちにたとえると、「AさんとBさんとCさんは仲良しで、3人集まると、こんなすごいことができる」
とか、
「DさんとEさんを一緒にしておくと、いつもあんなことでトラブルが起きる」
といった具合に、何かと何かの組み合わせに一定の特徴がある、それが十二支同士の吉凶です。
さあ、今回は、その中でも「吉」の関係、仲良しグループを紹介しましょう。
自分にとっての仲良しグループを覚えておくと、困ったときに誰に頼ればよいのか…生年月日でわかるようになりますよ^^
最強の組み合わせ「方局」
十二支は、慣例として、直列させるのではなく、円を描くように書きます。
これには理由があり、一年、一日を表す十二支は、子で始まり、亥に終わり、また子から始まる、というループを表しているからです。
“子”は北を表すために一番下に、“午”は南を表すために一番上に、“卯”は東を表すために左に、“酉”は西を表すために右に配置し、その隙間を埋めるように十二支を配当していくと上記のような「十二支の円」が出来上がります♪
それでは「方局」についてですが、これは東西南北、四つの方局があります。
それぞれが3つ連続した十二支で一つのグループになっていて、
・北の方局は“子”を中心とした三支
・東の方局は“卯”を中心とした三支
・南の方局は“午”を中心とした三支
・西の方局は“酉”を中止とした三支
です。これを“三支並び”とも言いますが、特にこれらの組み合わせは吉作用が強いと覚えてください。ポーカーでいえばロイヤルストレートフラッシュです^^
上記の方局のほかに、単純に三支が並べは“三支並び”となり、ストレートフラッシュくらいの強さを持ちます。…あくまでたとえですが…
三合が一番強いと思っていた方には意外かもしれませんが、特に方位を取るときには、この三支並びの考え方は重要です。
それぞれの五行が集う「三合」
三合はご存じの方も多いはず。
十二支を円で描いて、三合をマークしていくと、正三角形になります。
そして、火局三合・水局三合が「陽の三合」
木局三合と・金局三合が「陰の三合」です。
火局三合・水局三合の三角を合わせると、六芒星が描けるのがわかりますか?
これは、ただの偶然ではありません。
「火=カ」「水=ミ」で神様のマーク、なのです^^
支えあう星「支合」
吉の組み合わせの3つ目は「支合(六合)」です。
これは支えあう星、夫婦の星と言われます。
これを誕生日の星の中に持っていると、困ったときに助けがある、という運命と鑑定します。また、方位を取るときにも支合は取りやすいので覚えておきたいですね^^