4◆十二支の吉凶~凶編~
4◆十二支の吉凶~凶編~
前回に引き続き、十二支の吉と凶のお話し、今回は“凶”の組み合わせについてです^^
人は誰しも、自ら悪い方へとはいきたくないもの。
良い方へ良い方へと昇っていくには、良いものを知る必要があります。
しかし「それ以外の組み合わせなら、どうなるの?」という疑問から、やはり、悪いものの組み合わせを知っておくことは、必要です。
確かめてみた時に、悪いものが重なっているときは、善処できますから、消して蓋をせず、向き合うことが大切です。
Contents
凶①・対冲(七つ目)
十二支を扱う占いで、最も恐れられているのが「対冲」ではないでしょうか。
十二支を円で描いた時、真向かいに当たる地支同士が「対冲」です。
お互いに反発しあう星です。この二つの組み合わせがあることで、エネルギーが衝突して、運が落ちます。
自分の生年月日の中にあるとき、夫婦や友人、仕事のパートナー、同居の家族などは、注意が必要です。
対冲があるときでも、ほかの星とのバランスで判断しますが、人と人同士ですと、どちらか一方がはじかれることが多いようです。
また、方位で使うことで、凶作用が生じ、運が落ちます。
凶②・六害(六害)
こちらは、不和・闘争の組み合わせです。自分の命の中や、対人関係の中に、この組み合わせがあると、争いが絶えません。
しかし、他の凶よりは作用は弱いと見ています。
ですので、すべての星の組み合わせの中で、凶が害だけなら、それほど気にすることはありません。しかし、害の組み合わせになる星が、さらにほかの凶の組み合わせの中に組み込まれている場合は、凶作用が強くなりますので、対策が必要です。
※凶③・刑 三刑① 寅ー申ー巳参照 ↓
凶③・刑
「刑」には3つの種類があります。
一つ目は、3つの地支の組み合わせである「三刑」です。この刑の厄介なところは、三つそろわなくても、二つの地支で凶が発動するところです。
一人の命の中に三刑がそろうとき、方位で三刑を取ってしまったときは、凶作用が強いです。
三刑① 寅ー申ー巳=恃勢ノ刑(ジセイノケイ)
むやみやたらに突き進むことで失敗する凶。
寅‐巳は、凶②の害と重なるので注意が必要。
巳‐申は吉の支合でのあることから、吉凶両面を持ちます。
三刑② 丑ー戌ー未=無恩ノ刑(ムオンノケイ)
恩知らずの刑です。凶作用は、傍若無人な態度や、恩知らずの態度として現れます。
特に生年月日に無恩ノ刑を持っている人は「先祖供養ができていない家系の生まれ」とされ、実家におけるトラブルが多い人です。このような人は、先祖供養(実家・婚家ともに)することで、非常に運が上がります。
凶④・二刑/自刑
③二刑 子ー卯=無礼ノ刑(ブレイノケイ)
子卯の組み合わせは無礼ノ刑と言われます。下剋上的な出来事・態度、我が道を行くことでのモラル・道徳無視、などが考えられます。
④自刑 辰・午・酉・亥
辰・辰/午・午/酉・酉/亥・亥と二つ重なるのが自刑です。
辰年の辰月(4月)生まれとか、午年の午月(6月)生まれの方がこれに当たります。自分で自分を傷つけてしまう傾向にあるために、生きづらさを感じます。
方位を取るときも、辰年の人が、辰廻座の方位を取ることで「自刑」となりますので、やはり注意が必要ですね。