【実践例】働かない夫、先読みする妻

【実践例】働かない夫、先読みする妻

戊戌6 甲寅5 丁巳9の女性が

丁酉7 癸卯7 乙未2のご主人についてご相談にいらした。

働かないのだという。働かないくせに高級車や時計をローンで買ってくる。

仕事が来れば働くが、ない時はあえて営業などはせず、一日、一週間でも一か月でもテレビの前でお酒を飲んでいる。

どうしたら働きますか?というご相談。

このご夫婦、奥さんがしっかりしすぎている。

今までもしりぬぐいすべて彼女が担当してきた。

今でも生活費は奥さんが稼いでくる。

それにしてもどうしてこんな風になってしまうのだろう?

奥さんの性格

奥さんは責任感の塊のような人。

家や家族、仲間を守る意識が強く、また、正義感であふれているので曲がったことが大嫌い。

そのうえ、頭がよく先見の明があるので、先回りして動いてしまう。

愛情が深く、身内の苦しみや苦労を放っておけない。

体力がありテキパキ動き行動力もある。

ご主人の性格

夢見る乙女タイプ。絵に描いた餅をずっと眺めていられる。それも夢見ながら。

見栄っ張りで、身に着けるものやインテリアにお金をかけるタイプ。

人から、身に着けているものや住んでいるところを褒められるのがステイタス。

美男子で、女性から見ると魅力的なので、付き合いもあるが、見栄を張るのでお金の問題で別れが来る。

遊んで暮らしたい人。

ただし、天職に出会ったこのタイプは必要以上に働く。

もともと几帳面なので、やるべきことはきちんとこなすし、期待以上に働く人だ。

なぜご主人は働かないのか

このご夫婦は男女逆なら問題なかっただろう。

奥さんが先取りして動くことで、ご主人の自尊心が傷ついた一面が大きな原因。

なんでも先回りして「そんなことしていると○○になるよ」とか「だから言ったじゃないの!」「ほら私の言うとおりになった」などの言葉は厳禁。

どんな男性も、子供も部下もこれらの言葉は厳禁です。

旦那さんを擁護する気は全くないが、日々、長い間浴びせられるこれらの言葉と彼女がひたすらに働いていて、日々の生活が困らないこと、また、それなりの相続が期待できることを考えれば、毎日酒飲んでテレビを見て働かない男になるだろう。

言葉は悪いが教育方法を間違えた。

この旦那さんは褒めてほめてほめまくると、喜んで働く。

結論

また、この夫婦は、夫婦の相性としてはいまいち。

豊かになるような組み合わせではない。

日ごろから、金運・財運・健康運を高めるアクションをコツコツとしていくべき。

取り急ぎ、この日はご主人を動かすまじないを教えた。

しばらくは働くだろう。

これからは、言葉がけに気を付けるようにとアドバイスしたが…

夫婦は一体。どんなことがあってもどちらか一方が犯人ではなく50:50のお互い様だ。

自分だけが悪いと自責せず彼だけが悪いと責めず、50:50なんだと真にわかったときにこの夫婦は本当に変わっていくと思う。

二人ともいい人なので幸せになってほしい。

相性には…

運の相性とフィーリングの相性がある。

占い師が見るのは運の相性。

お客さんが見てほしいのはフィーリングの相性。

フィーリングの相性と運の相性はほぼ一致しない。

人は自分が不幸になるか、修行になるような相手を無意識に選んでいる。

ここは占い師の困りどころである。

お客さんには心から幸せになってほしいし、この人が大好き!と思える人と結婚して幸せになってほしいから。

けれど、性格や相性で先々心配になるパターンは非常に多い。

夫婦の危機はどのカップルにもある。

けれど粘って、自分自身を振り返り相手のことを理解する努力をしたカップルはその後もっと強い絆で結ばれる。

家族は近い存在だからこそ難しい存在。

縁があって家族になったのだから50:50で考え、相手のせいにも自分のせいにもしない選択肢を取りたいものだ。